日本人民共和国憲法のヤバさ

前回は自民党改憲案がダメと書いてきた

 

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ソヴィエト陸軍 産経新聞から引用

が今回は戦後間もない頃に共産党が書いた

『日本人民共和国憲法草案』

について書く

 

天皇制の廃止と明らかに国体破壊が大きい。

前文も天皇による権力の横暴などと

めちゃくちゃなことを書いている。

 

では、天皇に選挙権はあったか?無かっただろ。それどころか、勅令は法律より下である。つまり、天皇さえ制限がかかってた。

 また歴代天皇反戦だった。もし天皇主権ならまず戦争は起きない。なんせ国民が犠牲になるからだ。

 

では欠陥条文について書いていく

 まず、人民は法律のもと平等であると憲法ではなく法律になる。これでは制限ががかかってくる。また人権のうち住居不可侵については法律で定めるとある。この地点でアウトである。

 

また、自衛戦争は放棄しないとある。安保法よりよっぽどやばいことがわかる。先の大戦自衛戦争だった。てか戦争は国連憲章では国際紛争さえも放棄しなければならない。戦争とは第二次世界大戦以降は世界規模での武力衝突だった。初めは欧州ではじまり日米ソなどの参戦により1億人が犠牲になった。

よく勘違いされる人として、自衛権自衛戦争を混同する人がいるが別物。そもそも自衛か侵略かは人によって定義が変わってくる。

 あと共産主義の国はシビリアンコントロールがない。支那では共産党軍と中央政府は切り離されている。戦前に軍が陸海バラバラに暴走したのもシビリアンコントロールがかかってなかったからだ。

 

そして、裁判を受けるものは母国語で受ける権利がある。まるでスパイを受け入れるかの条文だ。そして、私有財産権を制限しているとある。流石共産主義怖いとしか言えない。

 

あと司法権もめちゃくちゃで

裁判官は憲法を遵守する必要はないとある。

法律のみという地点で欠陥である。勿論憲法審査はない。

 

検察については検事局機関は、最高検事局の検事にだけ服従し、一切の地方機関から独立してその職務を行うとあるから検察の好き勝手に身柄を拘留されてしまう。

また、検察は人民が法律を遵守してるかを監督するとある。

被疑者の言い分は無視して証拠も無視するのかと疑ってる。

 

公務員に限っては家族も生活権が保障されてるから特権階級とみなしかねない。

 

 国家元首は議会の議長であり大統領制度はない。

内閣不信任案が決議されたら総辞職で解散権はない。

 

最後に天皇制度の復活は認めないことである。もはや自民党改憲案の方がマシに見えて来る。

天皇はじめ皇室なくすということは日本が日本では無くなる。ソ連の衛星国を目指すかのような危険極まりない条文だった。

 

そして共産党ソ連崩壊後はこれを党大会で破棄したとある。

 

この憲法が採択されなかったお陰で暴動は起きなかった。なんせ戦後間もない日本でさえ全国で天皇陛下万歳だったのだから。