国際連合と国際連盟の違い
前回話しした、
のところで国際連盟の違いがわからない人が多かったようなので国際連盟について説明する。
国際連盟とは
第一次世界大戦後に平和を目指すためにつくられた。従来の戦いは人海戦術で何十万人も犠牲になることはなかった。しかし、戦闘機や戦車により大規模な犠牲者が出た。そこで、それらの装備を国同士で弱めていくものだった。
- 戦争をしないで平和を目指す組織だったが、平和の定義すら曖昧だった。そして、パリ不戦条約とヴェルサイユ条約によって平和に関する条約が結ばれていくのだが、戦争をしたら犯罪という決まりさえなかった。むしろ完全なる非武装化を目標にするお花畑組織だった。条約とはその国同士での決め事で特例法は一般法を破る。
海洋国家たちが軍拡するとより戦争規模は大きくなる。
そして安全保障理事会が無かった。話し合いで解決しない場合は戦争することが認められた。当事国以外は原則不介入で罰則規定はなしだった。
既に欧米のやってきたこと自体がそれにあたる。
結局、第二次世界大戦を阻止できなかった。
理由は
などである。
満州事変は米国民主党らの策略と言われる。その結果、日本軍と中国国民党が武力衝突を起こす。米国民主党は国民党を支援する等本来定めた中立条約に反した。このときから日米戦争は始まったのである。写真はフライングタイガー隊である。米軍なのに国民党のマークを入れるなどハーグ陸戦・空戦条約に違反している。
第二次世界大戦後、戦争を起こした張本人のルーズベルトの遺言をもとに戦争を違法化する組織国連が生まれる。
国際連合発足
1945年に制定された国連憲章では国際紛争を解決するための武力による威嚇行使も禁じられた。ふつうに考えたら核装備も禁止である。ところが米国以外にソ連や支那や印度などが核を持つようになり、もはや自衛権に含まれるようになった。核のおかげで平和になろうとしているのが現実だ。自衛権は自然権でありどの国でもある。日本は先制攻撃する権利を持っているが行使しないのである。専守防衛は攻撃を受けてから反撃するのである。では遠くまで飛ばせるミサイルを持っているが撃たないことにしておくことが新たな解釈ではないであろうか。
自衛権とは国際紛争の域に出ない範囲での武力措置である。そして行使するには緊急性が必要である。
朝鮮戦争やベトナム戦争は同じ民族同士の内紛であった。国連憲章に従い安保理で議決された。
湾岸戦争やイランイラク戦争も同じ。国連とは戦争になる前に多国籍軍によって仲裁を行ったのである。
第二次世界大戦後、法的な意味での戦争は存在しないのである。