中共による尖閣諸島の領海侵入
尖閣諸島周辺を支那の公船が連続で運航して50日連続となった。
実は日本は冷戦時はソ連の戦闘機が入ってきて自衛隊機がスクランブルしたことがある。そして威嚇射撃したのである。
以前も書いたが、敵国条項から外れないから支那側は度々尖閣諸島を領有権を主張している。
中華民国は尖閣諸島を日本領と認めているし外交文書も残っている。
しかし、ミズーリ号では中華民国に負けたと調印している。日本は中華民国との戦いそのものには勝ったが、その同盟国である米国に負けたのだから結果的には負けたことになってる。
そして中華人民共和国側が内戦で中華民国を破り最終的に条約を継承したことになってる。
さて、尖閣諸島は魚釣島はじめ複数の島からなる。どんな島なのかというと物理的にヘリポート一台置けるかどうかである。仮に自衛隊か海兵隊がヘリを置いてもせいぜい一台くらいだし兵站もそんなに蓄えられない。
では、尖閣諸島の制空権を確保するしかない。第二次世界大戦の日米戦争で日本側は制空権を失ってしまった。かつて日本はミッドウエー海戦で空母を4隻戦闘機300余を失った。この時から、戦艦ではなく航空機の時代になった。
そして、レーダーの性能が上がると空母は機動力を高める必要があった。そのため空母に大砲は殆どなく、周辺をイージス艦などで固める空母打撃群が編成された。そしてレーダーに引っかからない兵器の開発まで進んでいるのは言うまでもない。近年の軍事兵器は急速に進んでいる。
日本側は護衛艦型空母としていずもやひゅうがを保持している。空母とは国力を表している。米国は11隻保有していて世界の海や空を支配している。しかし、空母とて機雷や魚雷にあったら沈没してしまう。空母がないと戦闘機などは戻って来れない。
近年では支那の航空機の数が日本の自衛隊の数を上回っている。また性能も向上している。日米戦争で開戦から2年で日本は米国に戦闘機の数を追い抜かれた。またB29が開発されると大量の爆弾を積み空襲を米国は行った。
つまり射程圏が広がるとそれだけでも抑止力になる。
日本側はミッドウエーで優秀なパイロットを次々と失った。また優秀なパイロットは1年でも100人にも満たなかった。
イージス艦だけでなく潜水艦も空母を攻撃する役割を持ってる。
米国などは冷戦時から原子力潜水艦を保持していた。近年は性能が上がり音を小さくすることが可能になってる。潜水艦は米軍にとってインド洋へ通り抜けるために必要なのである。制海権と制空権を確保するには潜水艦と空母打撃群が必要である。
公船だけでなく武装した漁船もいる。
支那の軍事力が拡大するのはいうまでなく、近年では武装した漁船も増えてる。
かつて尖閣諸島に海上保安庁の巡視船に支那の漁船が体当たりしてきた。
この時、日本側は反撃すらできなかった。
そして、民主党政権はあっさり船長を釈放してしまった。
交戦権を保有している国は21世紀地点でまず無い。国際法で戦争は違法だからた。国権は自衛権を行使するか、警察権である。
北朝鮮の拉致工作だって、もとは一般漁船である。今後、武器を持った漁船が増えるのは言うまでもなく日本側の漁師はなかなか漁に出れないことが懸念される。
解決するには
日米で尖閣諸島の石油開発は一案である。尖閣諸島で資源が取れないことには当然日本国憲法も適用されない。沖ノ鳥島にしても人が住んでない以上資源が取れないと意味がないのである。
そうか制空権を確保するために日本も戦闘機の数を増やすことが必要だ。米国のように無人戦闘機でも調達しておかないといけない。自衛隊の隊員の数が減ることが懸念されている。
でも肝心なのは敵国条項削除である。これでも支那側の口実が薄れる。日本を叩く理由がなくなる。継承したはずの条約を無視していることになる。