即位礼正殿の儀とは

今日は即位礼正殿の儀について書く

 

今年の5月1日に徳仁天皇が即位された。

この時に剣璽等承継の儀が行われた。

三種の神器国璽と玉璽のことである。三種の神器は複製品で本物は熱田神宮出雲大社伊勢神宮にそれぞれ安置されている。

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正式に天皇の即位を国内外に知らせるのが即位礼正殿の儀である。

 

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即位の礼 大正天皇

即位礼正殿の儀がある日は祝日になる。

 

昭和天皇の時までは東京ではなく京都御所で行われた。昭和天皇の時は第二皇女薨去もあって昭和3年まで先送りになった。

また現代のように成年皇族に限らず13歳以上の皇族も出席していた。裕仁親王(のちの昭和天皇)は14歳の時に大正天皇の即位礼に出席された。

 

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写真は松の間で天皇皇后両陛下がおかけになる座がある。それぞれ高御座と御帳台である。これは奈良時代から続く伝統ある儀式である。儀式には世界各国の首脳または政府からの代表がくることになっている。

 

今回は今上徳仁天皇が儀式で憲法にのっとり国家と国民の象徴を果たすことを宣言する仰せであった。

天皇陛下とて憲法は遵守しなければならない。象徴天皇とは古来からの天皇である。

国民に寄り添うというのは祖父帝の昭和天皇や父帝である明仁上皇が絶えず行ってこられたものだ。

 

先日、養護施設を訪問された今上陛下だがこれは明仁上皇の方針を引き継がれたものだった。

 

次に総理大臣が読みあげる言葉は寿詞と呼ばれる。

寿詞は国際社会における平和と友好という言葉を盛り込まれた。

世界が平和になろうとしているのは天皇陛下の努力なのである。

 

いまや2000年以上続く国家は日本を除いてほかにない。

日本の天皇は世界の天皇である。

 

今回の即位礼正殿の儀は途中から晴れたこともあって奇跡といえる。

そして参加国は過去最多となった。

 

天皇による国際社会の在り方について期待したい。