平成・令和の皇位継承問題3

私は今まで母系皇族反対を訴えてきた。

 

理由は国体破壊になるからだ。

そもそも民間から男性を宮家に迎え入れて国民のどれほどが納得するか?殆ど理解しないだろう。

2680年続いたこの日本を否定してしまうことになる。古来存在した帝国はみな父系男子継承だった。

45年ほど前に崩壊したエチオピア帝国

ドイツ帝国

ロシア帝国

オーストリアハンガリー二重帝国

ムガール帝国などみんな父系継承だった。

 

例外として一代限りの女帝もいた。

今存在する帝国は日本だけ。あとはみんな崩壊してしまった。

日本は日本国ではなく日本帝国か日本皇国というのが自然なのである。

世界最古の国家を否定すると日本はならずもの国家の烙印を押されてしまう。

ここまでは私の持論。

 

母系天皇容認派の意見についてまとめる。

 

  • 天照大御神は女性だから男系でさかのぼってもたどり着かない。第一子優先のほうが現代の男女平等からなじみやすい
  • そもそも旧宮家は父系だけでも600年前に分裂し30親等あるから国民の理解は得られない。
  • 男性を宮中に入れると易姓革命で皇室が権力者によって乗っ取られるというが、それは逆も同じで女性が権力者の娘なら乗っ取られることも十分起こりうるから理由にならない。
  • 日本は先進国で唯一夫婦同姓しか認めてない。つまり男性が皇室に入っても姓を失うだけで皇統断絶にならない。
  • 遺伝学を引き合いに出すが、今上天皇神武天皇とおなじY染色体だから国民は敬愛しているのではない。そもそも遺伝学はここ数十年の話で2000年前の先人が知る由はないし、神武天皇のサンプル遺伝子はどこにもない。科学的に証明できないのだから論理がおかしすぎる。
  • ヨーロッパの王室は母系継承というより直系主義だから国民にもなじみやすい。また世論が男女両系を認めてもよいという意見が多い。

 

わたしから言わせると全部めちゃくちゃ

 

  • 天照大神は男性神説もあるし、奈良時代にすり替わったという説もある。本当は誰もわからない
  • 皇族は寧ろ男性差別だし皇族に憲法は適用されない。ゆえに男女平等を持ち込むのは不敬極まりない。
  • たしかに遺伝学の観点からすると神武天皇のDNAが見つからない以上、Y染色体が真偽を疑いかねない。しかし古代から父母どちらか血を引き継ぐことを一貫することに意義があり不文律で行われてきた。秩序を守るからこそ権威は強化された。権威とは代え難いものである。
  • 約600年前に分裂とあるが、そもそも日本は3000年弱続いてる国だから歴史的に見て問題ない。そもそも600年前から続いている国など限定される。
  • 夫婦同姓に関しては日本は96パーセントが夫の姓に統一しているという結果が出ている。つまり夫が家の主という考えが根強い。
  • 女性皇族(内親王や女王)は結婚後は夫の姓を名乗ることになってる。今上陛下の妹黒田清子は元は清子内親王殿下であった。つまり母系皇族を認めることは易姓革命が起こることになる。

従って、母系皇族容認派は短絡的だし、旧皇族父系男子の皇籍復帰に否定的という本末転倒な体たらくである。

 だから、私は母系や両系皇族に反対する。そして彼らは国賊でしかない。